無骨なOigen 鋳鉄ホットサンドメーカー [焚き火]

キャンプ

東京もようやく緊急事態宣言から解除されました。

自分が感染するよりも他人にうつすほうが怖い…ので、この数ヶ月間、接触8割減どころか、9割減くらい家にこもりっぱなしでした。(週に一度だけ出勤してましたが)

もっぱら庭でBBQやランチにサクッとメスキットで炊飯しておかずをつくったり、キャンプ気分を味わっていたのですが、ふとした時から朝食にホットサンドや焼きおにぎりを作るように。(朝からもキャンプ気分味わいたいので…汗)

手持ちのバウルーは二つに分かれているタイプで、ハサミやナイフで切ると食べやすいサイズになるので重宝しています。

このバウルーは15年以上前に購入したもので、ちょっとテフロン加工が剥げてきてます。パンだけでなくベーコンエッグ作ったり、肉焼いたりしてきたからでしょうか…泣

ということで、テフロン加工されていないものが欲しくなり… 嫁に内緒でポチったのが、南部鉄器の老舗、Oigen / 及源のホットサンドクッカー。

Oigenからはセパレーターがあるもの、ないものと2種類のホットサンドメーカーが出ていて、今回はセパレーターが無いものを選びました。

なぜOigenか

鉄で出来ているもので、いくつか選択肢がありました。

●コフラン・A&Fのコラボのもの

取っ手が外せるのでコンパクトになるので持ち運び・収納が便利ですが、Amazonのレビューに取っ手のネジの精度が悪いとの酷評レビューがあったので却下。ダブルネームとは言え、コフランだからか。。。

●ペトロマックスのもの

柄がびっくりするくらい長い!でも、この長さがなんか無骨でかっちょいい!完全焚き火用。家のキッチンで使っている人がいたら、渋すぎ!尊敬します。(マジで)お家でも使いたいので却下。。。

で、行き着いたのがOigen。

このホットサンドメーカーを見てしまうと、他のホットサンドメーカーに全く目が行かなくなってしまった…。

もう、このフォルムの美しさに一目惚れ。この職人さんが使うような無骨なデザイン、サイコー。それでいて、革のシボのようなオサレなデザインも施されていたり、伝統とモダンが上手く融合されているのが素敵!可愛らしい焼印なんてありません。無骨そのもの。

ボディーだけでなく、ハンドルも鋳鉄。焚き火でも安心して使えるのがいいです。その代わり、バウルー3個分の重さですが。笑

そして、Oigenの「愉しむをたのしむ」というコンセプトに激しく共感。

出典: Oigen

もう、まさにこれ。鉄製品は愉しみながら育てるのが醍醐味なんです。こういうのダイスキーーーー!

使用感

スペック:
サイズ 縦13.5cmx横37.3cmx全高6.2cm
重量 1.48kg

まず、スキレットと同様に水洗いして、油でクズ野菜を炒めてシーズニングします。

使用後はササラやタワシで水洗い(洗剤は使用しない)して、空焼きして水分飛ばして、油を薄く塗ればOK。

使用時の重さに関しては、クルッと回して使うだけなので苦になりません。ただ、ハンドルの部分がかなり細いので、持ち上げる時に素手だとちょっと痛い。

ぱかっと開くと110度で固定できるのはバウルーと同じ。開いた時に固定できるのは便利。

そして2つに分離できます。バウルーは改造しないとできません。2つに分離できるので、小さいスキレットとしても使用可能。

片側だけキャンプに持っていって…という使い方はしないと思いますが、おつまみ作ったりするのに便利サイズ。2つ同時に使えば、片方で野菜、片方で肉などの使い方ができる!ただあまり深さがないので、煮込み系は無理です。アヒージョはギリギリいける…かも。

ホットサンドを作るというより、ちょっとした料理を作るのにいいかなと思い購入してみましたが、この形状に合わせて作れるものを考えるのが楽しかったりします。

がっつり量は作れないけど、軽食的にとん平焼きを作ってみました。

片面でキャベツと白もつを焼き、片面で出汁醤油を隠し味に入れた溶き卵を焼き、上面に卵焼きが来るようにドッキング。ドッキングさせたら、お箸で卵焼きとホットサンドメーカーの間に隙間を作るとスルッと落ちます。油を薄く塗っておけば、全くこびりつきません。

注意点として、取説にも記載がありますが、分厚いものを無理に入れてプレスすると鋳鉄のハンドルが折れるとのこと。バウルーはしなるので、結構詰め込めたりできますが、Oigenはどれくらい詰め込めるんだろう…。無理は禁物です。

鋳鉄剥き出しのハンドルは、ホットサンド1回なら素手でもいけます。それ以上はミトンや手袋必須。じわじわと熱くなってきます。

ホットサンドを焼く場合、鉄は熱伝導率が悪いので熱が全体に行き渡るまで少し時間がかかります。(鋳鉄はアルミの約1/4熱伝導率が悪い)その代わり蓄熱量が◎なので、一度温まってしまうとなかなか冷めないというのが鋳鉄のメリット。全体に火が行き渡るようにしつつ、一部分だけが急激に熱くなりすぎないように弱火で焼くのがポイントです。

総評

セパレーターがないタイプは、お値段が諭吉1枚飛んでいくくらいというちょっとお高いホットサンドメーカーです。(セパレーターありのほうが安い。)

使用している材料の鉄の重さに値段が比例するのか?と思ったら、セパレーターありのほうが200g重いw

諭吉1枚出して買う価値があるか?と聞かれると、正直、微妙…。コスパ重視であれば、別のメーカーのものがいいと思います。

もうあれですよ、昔でいうジャケ買い的な感じ。第一印象、見た目で買う!的な。完全自己満の世界です。価格が7000円くらいだと罪悪感を感じずに購入できるのに…。笑

セパレーターのないものはOigenのHPからのみ購入可能です。(お値引きなし)セパレーターがあるものはネットのショップでお安く買えます。

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