キャンプ、登山、釣り、カヤッキングなどのアウトドアアクティビティでオールマイティーに使える!と思えるライターを購入してみまんた。
これまでにカランダッシュなどのお高いものから100均のライターまで、かなりの種類・数のライターを買ってきました。(みんなの嫌われ者、喫煙者です…すみません…)
アウトドア用として使ってきたのは、みんな大好きSOTOのガストーチ(ぶっ壊れた)、Zippo、IMCO、Windmill(ぶっ壊れた)、Z-Plus(Zippo型ターボライター)などなど。(男の子って火が大好き♡)
そんなわたくしが選ぶのがこちら。
EXOTACのtitanLIGHT!

スペック
・オイルライター
・サイズ:約8.6cm x 約2.5cm
・重量:約56.7g
・Made in U.S.A.
イケてる点
■ 防水
アルミの削り出しボディー。上部の蓋と下部のオイルタンク部分の蓋の二つをOリングでしっかり密閉しており、水深1mまで防水。
■ オイルが長持ちする
上記のOリングのおかげで、オイルの気化を防ぐので、頻繁にオイルの充填をしなくてよい。
■ 風防が秀逸
特許申請中の通気孔のデザインと風防にて、耐風効果が素晴らしい。アウトドアでの使用に耐えうるデザイン。
■ 手放しOK
一度フリントを回して着火してしまえば、ずっと炎があがったままです。火付きの悪いものに着火する際、アッチッチにならなくてすむ。長さも十分あるので安心して焚き火などの火付けにもOK。あと、火をつけテーブルの上に置けば、キャンドルとして使用可能。

注意点
気密性が高いので、オイルを入れすぎるとキャップ内で漏れて、炎上ぎみになってしまいます。オイルタンクの蓋に入る容量2杯分(3mlくらい)がベストなので、入れすぎには注意です。Zippoでも入れすぎると炎上します…。あの感じです。漏れた時は、必ず上の蓋、そして燃料タンクの蓋を外して、余分なオイルを蒸発させましょう。

フリントの交換
フリントホイールの斜め下(上の写真のネジの真上)のピンを抜くと分解できます。穴にフリントを入れ直せばOK。簡単です。
使用してみて
使い始めてから数日はフリントホイールの回りが硬かったですが、そのうち普通に回るようになりました。
上部の蓋には、パラコードなど取り付けるフックがあるので、無くすこともないです。蓋も1回転すればしっかり閉まるので、何回も回さずに閉めることができるので楽ちん。
風が吹いてもかなり耐えます!風に強いZippoよりも耐えてくれる感じです。ただ風の向きによっては消えたり、消えなかったりします。

消火の時は、蓋を閉めるか、吹き消すかですが、吹き消そうとしても消えない時があります。_(┐「o:)_ 斜め上から吹くと消せやすいです。(左右に振って消そうとしても消えません。)
これに似たライターで、手放しOK、風防付き、キャンドルとしても使えるIMCOのライターを持っていますが、作りがイマイチで、フリント近くのパーツがどっかいきました。(使用する上では特に問題ないですが)あと、錆びる。この辺のイケてない部分を改善し、更に使い勝手の向上、防水機能、そして何よりもオイル充填の手間が圧倒的に少なくなるようにしたものがtitanLIGHTといった感じです。

これまでの経験上、山でオススメはフリント式のライター。特に高山・低気温に強いのは、フリント式のオイルライター。次にBicなどのフリント式ガスライター。
しかし、ガスライターは高山の低気圧や低温に弱いです。1番使い物にならないのは電子式(ピエゾ)ガスライター。
ガスライターが弱い、その理由とは…
■ 低気圧の場合
高度が上り気圧が下がると、空気が薄くなり(酸素量が減る)、着火に必要なガスと酸素の混合比率が変化してしまうので、着火しにくくなります。
■ 低気温の場合
高度が上り気温が下がると、ガスの気化率が落ちて燃料タンクの圧力が低下してガスが出にくくなります。よって、ガスは入っているのに、ガス切れ間近のような小さな炎しかでない、着火すらしないようになります。ただ、ライター本体を手で握って暖めてやると着火しやすくはなりますが… 糞寒い時に待ってられるかいっ!って感じです。(ポケットに入れっぱなしという手もあります。)
あと電子式(ピエゾ)は気温が低くなると圧電点火装置の放電力が落ちて、着火しにくくなります。
ガス詰め替え式のフリント式のガスライターに、今や廃盤となってしまった厳冬期仕様のプリムスのウルトラガスを入れられるのであれば、使い物になるかもしれません。笑

因みに、ガスの種類で気化する温度(沸点)が違います。実際には下記の温度よりも高い気温で火力が落ち始めます。例えば、(ノルマル)ブタンは気温10°Cくらいから火力が落ちます。
・(ノルマル)ブタン : 約マイナス0.5℃
・イソブタン : 約マイナス12℃
・プロパン : 約マイナス42℃
共用のライター用のガスボンベの成分は、ブタン75%、プロパン25%。プリムスのハイパワーガスもブタン75%、プロパン25%。プリムスのサイトによると、ハイパワーガスは0℃~の使用に適するものなので、マイナス超えの環境では心許ないです。
じゃオイル式は?というと、Zippoオイルの成分はナフサ(粗製ガソリン)なので、マイナス40度でも引火します。実際、厳冬期の高山でマイナス25度くらいでも、IMCOやZippoはしっかり着火できます。
購入したtitanLIGHTで簡易的にテストしてみました。半日、冷凍庫に入れておき、着火してみると…

平地でのテストではありますが、一発で着火。炎も全く衰えることなく、まぁ、当たり前と言えば当たり前の結果に。
あと、上の写真ですが、オイルを入れたのが2週間前。その間、毎日20回ほど着火していますが、まだオイルが切れそうにないです。
総評

長過ぎず、短過ぎず、焚き火の焚き付けなどにもアッチッチにならずに済みます。
Zippoのように構造がシンプル、しかもアルミの削り出しなので、壊れる心配がありません。\_(・ω・`)ココ重要!
平地オンリーであれば、正直100均のノズルの長いターボライターが優秀です。低温の時はポケットに突っ込んでおげは、着火はします。SOTOよりは荒削りですが、SOTOはぶっ壊れたので買う気になれません。それなら100均でいいかなと。
どんな状況でも対応…ということであれば、このtitanLIGHT、グッドチョイスになると思います。おまけに一生ものになるし! (´∀`*)ウフフ