エアロプレスとの味の比較をしたい…。(使い勝手も)
そんな思いから、モカエキスプレスも購入www (散財…)
ブリッカにしなかったのは、2カップと4カップしかない、サイズがブリッカ2カップ≒モカエキスプレスの3カップくらいでデカイから。
スペック
抽出量:約150cc
高さ:約16.0cm 底直径:約8.0cm 重量:約370g
エアロプレスより150gくらい重いです。こちらもエアロプレス同様、ブレットプルーフ的で、ぶっ壊れる気配なし。
モカエキスプレスはハンドルが付いているので、コンパクトさはエアロプレスが上です。
特筆すべきことですが… 作りがめっちゃ雑!!!!イタリアン クオリティー…。傷ありーの、ボイラー室の内部にいくつか小さな穴がありました。アルミを型に流し入れた際に空気が入っていて、それがそのまま冷えてできた穴のような感じ。まぁ、ここまでは許容範囲。
しかし、洗浄のために水を入れて沸騰させてみると… 蓋をしているにも関わらず、抽出が開始されると蓋の隙間からお湯が吹き出すという…。よく見てみると抽出されて出てくるノズルの穴の部分(2ヶ所)の片方が歪な形になっている…。こりゃだめだ…ということで交換してもらいました。
交換された品は、当たり!穴なし、漏れなしのお品でした!( ˘ ³˘)♡
実際に飲むコーヒーを作る前に、3回ほど試運転をして金属臭を取り除くようにしたほうが良いので、お忘れなく。
作り方
水をバルブ下まで入れます。水量150ccくらいです。
挽いた豆をバスケットに詰めます。18gくらいでしょうか。20g挽いたら、詰めきれませんでした。優しく慣らして、バスケットの縁に粉を取り除きます。(隙間から圧力が逃げないようにするため)
しっかり本体を合体させ、弱火(モカエキスプレスの底より炎が出ないくらい)で抽出させます。
5分くらいでシュッーという音がしてきます。その後20秒ほどでボコボコという音がしてきますので、すぐに火を止めます。ボコボコという音がしなくなってから火を止めるとやり過ぎなので注意。
カップに注いで出来上がり〜。
お味
一口飲んですぐ頭に浮かんだ言葉が、「ワイルド」。
エアロプレスで淹れたコーヒーはとても洗練された味。モカエキスプレスで淹れたコーヒーは男前な味。
苦味、酸味、コクなどが、荒々しく口の中を駆け巡ります。
プリミティブという言葉が適切かわかりませんが、すごく素朴でワイルドな味。嫌いじゃない。笑
深い森の中で、石を組んで焚き火して、枝に肉を突き刺し、焼いて食べて…。そんな雰囲気にピッタリな味です。
良い点・悪い点
■ 良い点
・ケトルやポットが要らない
ちょっと重い、少し嵩張りますが、湯を沸かすためのケトルやポットが必要ありません。
・水洗いのみでOK
コーヒーオイルがアルミにコーティングされ金属臭の緩和になるので、基本水洗いのみです。洗剤を使わなくて済むので、アウトドアでは使いやすいと思います。
■ 悪い点
・すぐに次のラウンドのコーヒーを作れない
金属製なので冷めるまで、次のコーヒーを淹れることができません。用途に合ったカップ数を選択する必要あり。
・風が強い場所では使いにくい
バスケットに粉を入れる際、風が強いと難儀しそうです。テントの中や風防が必要。
・丁寧にバスケットに粉を入れないとダメ
バスケットに粉を丁寧に入れる作業もエアロプレスと比べると面倒。エアロプレスは、チャンバーにどばっと入れるだけなので楽チン。
総評
エアロプレスとの味の比較ですが、全く違うタイプの味なので、その日の気分に応じて使い分けるということが出来そうです。個人的に屋外で飲みたい「味」は、モカエキスプレスに軍配があがります。
掃除に関しては、エアロプレスのほうが楽。モカエキスプレスもパーツが少なくシンプル構造で簡単に掃除できますが、バスケット、フィルター、パッキンが取り外し難い。ちょっとイライラします。エアロプレスは100点、モカエキスプレスは75点と言った感じです。
屋外での使用に関しては、かなり悩みます。どういった環境・セッティングでコーヒーを飲むかで、どっちを持っていくか決めるかなぁ。1番大きいのは風問題。エアロプレスは風が強かろうと関係なく粉をセッティングできるので、エアロプレスのほうが使い勝手は良いと思います。
お一人用だと3カップがおすすめです。これ以上少ないと心もとないです。