鉄・鋳物のフライパンやスキレットなどのシーズニング方法は、星の数ほど紹介されていますが、目からウロコというか、眉唾な方法なのに、これまでやってきたシーズニング方法を超えるやり方をご紹介。
これまでの最強シーズニング
乾性油を塗ってシーズニング
油は成分中のヨウ素価(二重結合の多さ)の高さにて、高い順番から乾性油、半乾性油、不乾性油の3つの種類に分けられます。このヨウ素値が高いと、酸化する過程で固化するという作用があります。この固化したものが被膜となり、防錆やくっつきにくさに寄与します。ですので、乾性油でシーズニングというのが鉄板でした。
乾性油:ヨウ素価の値が130以上 亜麻仁油、グレープシードオイル、エゴマ油など
半乾性油:ヨウ素価の値が100~130 サラダ油、菜種油、米油など
不乾性油:ヨウ素価の値が100以下 オリーブオイル、椿油、パーム油など
普段の料理で使用するものからキャンプで使用するものまで全てグレープシードオイルでシーズニングしていましたが、本当に目に見えてわかるような被膜ができます。ただ、ペンキの垂れのように、見た目がキレイにならない時もあるので、そこは要注意。
これからの最強のシーズニング方法
醤油とオリーブオイルでシーズニング
大分前にたまたまYouTubeで見かけて、まじかwと驚愕し、試してみたところ、とんでもなく良かった方法。
Cooking life hackさん発明の画期的すぎる醤油コーティング!
そしてなんと、ステンレスまでwww
オリーブオイルを熱して、醤油でジュージュー焦がす〜を繰り返すとポリマーコーティング(のようなもの?)ができるというもの。
実際にコーティングしてみると、これ、本当にくっつかないんです。しかも、乾性油でシーズニングしたときのような厚い被膜がないのにも関わらずです。
あと、亜麻仁油やグレープシードオイルより、手軽なオリーブオイルと醤油でできちゃうというのが優れもの。
実際に、醤油コーティングしたスキレットに、粘土の高い焼肉のタレを入れて、思いっきり焦がしてみると…
こんな感じでぺろりんっと焦げが剥がれるという。スキレットの表面の凹凸がしっかりついていて、脱皮してるみたいw(流石に、これだけ焦がしたあとは、再度醤油コーティングをしました。)
Cooking life hackさんのやり方(20分くらいで完了)を1セットとした時、その1セットだけでも、上のように焦がさない限りは結構長持ちします。コーティングなので、時間があるときにちょこちょことコーティングを重ねると良いと思います。
騙されたと思って、やってみて〜!