発売前より目をつけていたSOUNDPEATSの新作、GoFree 2を発売開始日に速攻で購入〜。
コロナ太り解消のため、ここ数ヶ月、毎日ナイトジョグ&散歩を欠かさずやってますが、もう本当に何年ぶりのランだろう…というくらいランから離れていました。結構ストイックに走っていた頃に踵の疲労骨折を、コロナ前には踵に骨棘ができてしまい、数ヶ月間、杖がないと歩けない状態に。今回はあまり無理せず、故障しないようにフォームのお勉強もしっかりしつつ、ランを楽しんでます。(もう若くないし…) ランニングに関しては、No music, no runningというくらい私にはイヤホンは必須。昔は明るい時間に多摩サイで走り込んでましたが、現在は夜に車や自転車行き交う歩道や多摩川の支流の河川敷で走っていて、背後からの車や自転車の存在に気を配れないと怖いんです。こちらの存在を知らせるために、点滅するライトも使っていますが、びっくりすることに無灯火の自転車が多く冷や冷やさせられます。普段愛用しているイヤホンはカナル型ですが、切り替えで外の音も拾えるモードが付いています。が、外の音の聞こえがあまり良くない。ということで、最近流行りのオープンイヤー型のコスパの良いものを探す旅に。ただ、どれも1万以上ものばかり! で、コスパの良いイヤホンの代名詞といえば、SOUNDPEATS。過去に2つほど購入したことがあり、ドンシャリ系のサウンドは結構好みだったので調べてみると、新モデルが登場するよ〜と告知ページが!わくわくしながら、11/22の発売日、午前0:00ちょうどにポチりんこ!届いて、使用してみたので、レビューします。
スペック
- Bluetooth仕様 Bluetoothバージョン:5.3 対応プロファイル:A2DP 1.3,AVRCP 1.6,HFP 1.7,SPP 1.2,GATT 対応コーデック:AAC,SBC,LDAC 通信範囲:10M
- 基本仕様 本体寸法(L*W*H):84.4*65.3*28.9mm(ケース込み) 約9g(イヤホン/片側) 約71g(充電ケース+イヤホン両側) 防水規格:IPX5
- バッテリー 最大再生時間:約9時間 約35時間 (充電ケース併用) イヤホン本体 充電時間:1.5時間 充電ポート:Type C
良い点
びっくりするつけ心地
なにがびっくりするかというと、つけていることを忘れます。これ、誇張ではありません。もう一度言います。「つけていることを忘れるくらいです。」ではなく、「忘れます。」です。 なんらかの理由で、イヤホンを装着したままオフにすると、イヤホンの存在を本当に忘れてしまいます。鏡を見て、ハッとイヤホンをつけっぱなしだったことに気がついたり、イヤホンをつけているのに耳掃除をし始めたり…。音が出ていたら、もちろんつけていることはわかるのですが、無音の時、体の一部になっているというか、つけていてもそれを忘れてしまうつけ心地です。 家の中はメガネ、外出はコンタクトですが、メガネをつけていてもつけ心地は変わりません。どうなってんだ?と思ってしまうデザインです。 言わずもがな、ランニング時に関しても、つけ心地はとても良いです。耳掛け式なので外れる心配はないです。しっかりフィット!技術の進歩って、本当にすごいと思います。
音声はクリア、臨場感あり
音声はとてもクリアで、臨場感があります。(音楽の音質については後述)16.2mmのドライバーにラムダ型音響空間2.0というものが搭載されているとのことで、屋内でYouTubeの動画をボケーっと聞きながら作業していると、人の声などが自分のすぐ側で発せされているような錯覚に陥ります。(ちょっとびっくりします。)イヤホンを通して聞こえている声ではなく、すぐそこから聞こえてくる自然な声といういうか。 ハイレゾ、LDAC対応とのことですが、残念ながらiPhoneなのでLDACに対応しておらず、確認ができません。(泣)SONY製のスマホや音響機器などをお持ちの方は、私が体験してるよりも更に良い音でお楽しみいただけます!(笑) アプリで設定できるアダプティブイコライザーがとても良い仕事をしていると思います。(自分が聞こえる音域に合わせてくれる機能)オン・オフで聴き比べると、明らかにオンの時が好みの音質に。これは是非試していただきたいです。
マルチポイント&ロングライフバッテリー
目新しい機能ではないですが、マルチポイント対応です。(2台まで)iPhone、iPad、Macbook Proで試してみましたが、Apple系でも問題なく接続はできております。いちいちBluetoothの接続切って〜、繋げて〜をやらなくて良いのに慣れていると、マルチポイントがないと困ります。 バッテリーもロングライフです。イヤホン単体で9時間再生。ケース併用でも1日半もつのは◎。
イマイチな点
塗装がイマイチ
マットなケースのラバー塗装が、指紋・脂などで、触っているだけで汚らしい見た目になります。引っかき傷などにも弱そうです。 過去のSOUNDPEATS製品での経験からですが、ケースのラバー塗装は経年劣化で剥げてくると思います。あとイヤホンのメタルっぽい部分も剥げるかも。(イヤホン本体の塗装が剥げた経験あり。)長期使用で問題がなければいいんですが。
音楽の音質は悪くはないけど、良くもない
まず、売りの低音。骨伝導型や他のオープンイヤー型の経験がないので、それらの中では非常に良い低音(orトータル的な音質)なのかもしれませんが、カナル型やインナーイヤー型と比較すると低音は…効いていないに等しいレベル。低音好きとしては物足りませんが、オープンイヤー型なので…ということで割り切ってます。 あと、高音量での使用はオススメしません。高音量で聴くと低音・中音・高音のバランスが非常に悪く感じられ、特に高音が耳にキンキン突き刺さります。例えば、Adoの「唱」なんかはちょっと聴くに耐えられません。(おっさんがAdoとか…というツッコミはなしで。。。) ただ、BGMとして聴くような控えめな音量にすることで、ぐっと良くなります。そもそもですが、オープンイヤー型で高音量で聴くということ自体が用途に合っていない&想定されていないのかもしれません。 かなり辛口で書いていますが、「こんなイヤホン使えないわ〜」ではないのでご安心を。「ながら聴き」として心地よく聴ける音量での使用は全く問題ありません。ランニングの時も、しっかり車や自転車の迫ってくる音は聞こえつつ、音楽もBGM感覚でバッチリ聴くことができます。
メガネ・サングラスの相性あり
テンプル(ツル)の形状に厚みがある場合や太めの場合、耳にかけているイヤホン部分の上にテンプルが乗る形になり、重みで耳が痛くなることが。なので、奇妙ですが、メガネやサングラスのテンプルを斜め上にしてズラす必要が出てきます。テンプルが細いものや薄いものであれば、特に気にする必要はありません。
総評
「ながら聴き」に特化したイヤホンということを考慮した上でしたら、とても満足の行くイヤホンです。 あと、Teamsなどのオンライン会議でもオープンイヤー型の特性が活きます。カナル型など耳を塞ぐタイプは、自分の声が籠もり非常に気持が悪い感じになりますが、こちらはそれが全くなし。聞き専であれば、どんなタイプのイヤホンでもOKですw iPhoneでは最大音量の50%くらいから静かな部屋では音漏れが気になるかも。屋内にて心地の良い音質でのMaxボリュームが60%くらいです。BGM感覚で丁度良い音量が30%〜40%くらい。環境音が大きい、動いている電車、車、飛行機などでしたら、音漏れよりも環境音のほうが大きいので、爆音で聞かない限り周りの人に迷惑をかけることはないような気がします。車内アナウンスが聞きたい…ということがないので、公共の交通機関でこのイヤホンを使うつもりはありませんが…。 使用目的別でいうと、やっぱりランニングされる方が一番幸せになれるイヤホンだと思います。耳掛け式は安心感が違います。私はこれを買って、本当にナイトランが気持ちよく走れるようになったので、「SOUNDPEATS様、ありがたや〜!」です。ランナーの方で、コスパの良いイヤホンを探されている方の選択肢としては、めちゃくちゃアリです!
ご注意
自転車では、自治体の条例により骨伝導型など耳の穴を塞がないタイプでもイヤホンの使用は禁止のようなので、お気をつけください。私自身ロードバイク乗りですが、特にロードバイク乗りは条例関係なく、いかなるイヤホンの使用はやめたほうが良いと思います。原付き並みにスピードを出せるので、常時、走り、ロードコンディション、周りの状況への集中力が必要なので、本当に危険です。
[追記:2024年7月]
半年ちょっとランニングで絶賛愛用中でしたが、右耳だけがペアリングしない、アプリでも右耳だけ認識しないという症状が出てしまいました。(泣)
サポートに問い合わせ、向こうからのいくつかの質問に答え&写真を送ったところ、最終的に返金となりました。SOUDPEATSさんのサポート、本当にしっかりしていて、デフォの1年保証に加え、更に1年追加で延長できたり、丁寧にレスポンス良く対応していただけるので、万が一があっても安心です。
またGoFree 2を買い直すか、別の製品を試してみるか、悩み中。それくらいお気に入りだったのに〜。
本日、カナル型のイヤホンの外音を取り込めるアンビエントサウンドモードで仕方なく走ったけど、やっぱりオープンイヤー型が良いー。隔日で使用するので、早くどうするか決めて、購入せねば。
[追記:2024年7月 その2]
Radius(ラディウス)のHP-H100BTに買い替えました!音がヤバすぎるw