八ヶ岳連峰の中の北八ヶ岳の最高峰、天狗岳へ行ってきました。東天狗の後、西天狗も登るつもりでしたが、帰りのバスに間に合わないことから断念。
[Day 1: 2月13日]
11:38 渋ノ湯 〜 12:27 八方分岐 〜 12:47 唐沢鉱泉分岐 〜 13: 40 黒百合ヒュッテ
特急スーパーあずさに乗って茅野へ。そこからバスで1時間ほどで登山口のある渋ノ湯へ。朝の予報は曇り、夜から雪。次の日は曇りのち晴れ。お願いだから早朝晴れてと願いながら登山開始。
渋ノ湯温泉の脇を通り、横の川を渡るとすぐ登山口。
この橋を渡る前に登山届けのポストがあります。
登山口すぐから傾斜のある坂道がこの八方分岐まで続きますが、黒百合ヒュッテまでアイゼンなしで全く問題なし。途中で暑くなり、ストームジャケットを脱いで歩きました。でもさすがに温度が低いので、R1フーディーの表面がみるみるうちに凍ってました。
八方分岐から唐沢鉱泉分岐までは緩やかな登り道。急に下り坂になり、下り坂が終わると分岐点に到着。
分岐近くの道ですが、しっかりと踏まれています。ここから黒百合ヒュッテまで、再び傾斜のある道が続きます。天気が悪かったですが、風が全くないのには助かりました。
2時間ほどで黒百合ヒュッテ到着。すでにテン場にはテントが数張りあり。受付を済ませ、ピッチに取りかかります。この時の気温はマイナス9度。
今回の装備は水を入れて21kg。まぁ、未だに余分なモノは色々あります。(汗)
テントをピッチし終えると、寒いのでシュラフの中へ。にごり酒とおつまみを楽しんだ後、しばしお昼寝。気がついたら、5時半。寝ている間に雪が本格的に降りだしていました。
雪を溶かしてモチ&卵入りの味噌ラーメンを食べるが、食欲が全くない。おつまみ食べ過ぎた〜。無理矢理腹の中に流し入れました。
調理の際の湯気もあり、おかげでテント内はバリバリ。BDのオービットを点灯するも、すぐに消えてしまう。電池をエネループにしなきゃです。ティカ XP2は全く問題なしでした。テント内はマイナス8とか10度くらいだったかと。(寝ぼけながらのチェック)
夜、トイレに行った際、悲劇が…。トイレを終え、急いでシュラフの中に入ると冷たい。コクーンがなぜがびっしょり濡れている。なんだこれは!と思ってシュラフを全開にしてみると、シュラフの中に入れていたプラティパスの飲み口が上がっていて水が全部こぼれている!!!トイレにいく時踏みつけてしまい、その圧力で漏れ出したらしい。急いでパックタオルで拭き取るも、コクーンはびしょ濡れのまま。ええい、こうなったら着干ししてやれ〜ということで、カイロを体にペタペタ。おかげですっかり乾きましたが、案の定、夜中に暑すぎて気分が悪くなりました。そういや前も同じことがあったな…。その時は夏だったからよかったけど。
[Day2 : 2月14日]
7:01 黒百合ヒュッテ 〜 08:18 東天狗 〜 09:45 黒百合ヒュッテ 〜(テント撤収) 10:38 黒百合ヒュッテ 〜 11:18 渋ノ湯
たぶん3時ぐらいには雪の降る音がなくなりましたが、強い風が吹いてました。天気悪いままだと嫌だなと思っていたんですが、6時にテントから出てみると、超快晴!急いでコールドミールを胃の中に納め、サブザックに荷物を詰め終わったのが7時。いざ、天狗岳へ!
樹林帯を抜けると姿を現しました、天狗岳。稜線に出ると、風が強い。ビシバシと舞い上がる雪が容赦なく襲ってきます。
樹氷がきれいだなと眺めていると、斜面の左下のありんこのように見える人々が↓(笑)この斜面を登り切ると岩場に突入します。
iPhoneでの撮影はグローブを外して素手で行わないといけないため、撮りたくてもなかなか撮れないのが残念。今月末、来月のアタマにタフボディーカメラの新モデルが色々と発売されるので、どれか買ってみようと思います。
8時18分東天狗2643m到着。風が強くて、iPhoneを握る素手が痛い。でも天候に恵まれ最高の気分!
東天狗から西天狗へ向かうため下り、鞍部に到着。ここからの眺めも良く、頂上で撮れなかった硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳をパチリ。しかしここで西天狗に登っていたら帰りの11時半のバスに間に合わないことに気がつく。
黒百合ヒュッテまで来たルートを戻るかと鞍部から東天狗を見上げると、また登るのが面倒くさい斜面。同じことを考えてる人がいるのだろうか。東天狗の下をトラバースするトレースがうっすらと残っている。でもどこに続いているのかは全く不明。ま、なんとかなるだろうと思い、トラバースすることに。
トラバースの後、突然トレースが消える。見上げるとちょうど天狗の鼻と呼ばれる岩場の真下だった。こりゃ岩場まで直登しかない。斜度はどれくらいあっただろう。うりゃーと気合いで直登すると、行きに通った岩場上のトレースまでたどり着いた。西天狗から見ていた人がいたら、何やってんだあいつ?と思われたかもしれないです。
黒百合ヒュッテに着いたのが9時45分。やばい、間に合わない!猛スピードでテントを片付ける。10時38分、黒百合ヒュッテ出発。うーん、間に合うか?このバスを逃したら、数時間待たないといけない羽目になる。それはゴメンだ。ということで、走り出す。唐沢鉱泉分岐まであっという間にたどり着く。もしかしたら間に合うかも?と思い、早足に変える。八方分岐を越え、渋ノ湯側の川の流れの音が聞こえ、硫黄の匂いがしてきた頃には普通の足取りで。11時18分にバス停に到着。間に合ってよかった!
本当に気持ちのよい山歩きでした。西天狗リベンジをいつかやりたいと思います。
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