世界初内蔵バッテリー駆動の電動浄水器を販売しているGreeshowさんから、またまた画期的な浄水器が登場しました!「あったらいいな〜」を驚愕スピードで開発し、製品化を進めるGreeshowさんには脱帽です。こういうワクワクする製品は、新しもの好きにはたまりまへん。
今回の新商品は、なんと!ソーラーパネル搭載、おまけに手回し、そしてUSB-Cからも急速充電できるという3wayで充電可能な電動浄水器…。もう、これ、レビュー必要ですか〜???というくらい最強やんwww
今回も、Greeshowさんよりレビュー依頼をいただき、早速新製品であるGreeshow GS-2811をお送りいただきました。ありがとうございます。前作のGreeshowさんの電動浄水器があまりにも良い製品だったので、どうしても贔屓目で見てしまいますが、毎度の如く、辛口・忖度なしでレビューしていきます。
浄水機能には触れません(お墨付きなので)
今回の浄水器も前作のGS-2801と同様、フィルター性能が数値的に文句無しなので、今回はあえて触れません。というか、本製品はしっかり浄水できるのはもちろんのこと、それだけではないユニークな性能が差別化ポイントになるので、そちらにフォーカスしてレビューをします。
Greeshowさんの浄水機能に関しては、下記の前作のレビューをご覧ください。普段なら絶対に飲もうと思わない市街地を流れる川の水でテストしています。結構真面目に自然界の水についても調べ物を掲載していますので、是非。
フィルター性能最強。そしてボタンひとつでポンピングしてくれる電動駆動は本当に楽ちん。もう手動には戻れない〜。(怠惰)
スペック
サイズ:横9.5cm x 奥行き7cm x 高さ16 cm
重量:450g
内蔵バッテリー:大容量 3000mAhリチウム電池
濾過量:フル充電で230リットル以上(やばいw)
手回し充電機能:5〜7分手回し充電にて、500mlの浄水が可能
USB充電:フル充電まで約2時間
太陽光充電:フル充電まで約30時間
LEDランプ付き
バックウォッシュ機能付き(フィルター・浄水器の清掃)
フィルター交換可能:Amazon・楽天の直営店にて購入可(お手頃価格で安心)
本作はしっかりしたセミハードケースに収納です。クオリティー高し。
サイズは350ml缶より一回り大きい感じです。重さも450gなので、ちょっと思い感じ。前作と比べ、カクカクとした無骨な感じで、ミリタリーっぽいデザインはかなり好みです。
ここがすごい
もうGreeshowさんと言えば、「電動浄水器」が代名詞となってしまうのでは?というくらい、度肝を抜かされた機能が、更にパワーアップ。普段使いのUSB-Cからの充電、そして災害時に大活躍する手回しとソーラーパネルからの充電、この3way充電機能が最大のUSP(Unique Selling Point)でしょう。
普段使いにおいては充電に関して全く気にすることはないですが、やはり災害時において、本当に機能するのか?スペック詐欺でないのか?ということが一番気になると思います。
ということで、実際に浄水できるようになるまでにどれくらいの時間・労力がかかるのか、テストしてみました。
充電中マークが点灯で安心
テストの前に、まずこれ。これまた芸が細かいなと思ったのが、手回しを含め、充電中にちゃんと充電されてますよマークが点灯します。これがないと手回しだと心が折れますw そして、ソーラーパネル充電の際、特に曇天の場合も充電されているのか否かの判断もできるので、本当に助かりました。
手回し充電
急ぎで必要最低限をすぐに欲しい!という時に便利な機能。この手回し系、初体験♡なんですが、3〜5分回すのが、余裕なのか、結構腕パンパンになるのか、全くわからない!とりあえず疲れないだろうと思えるスピードでクルクル回してみることにしました。
手回しの抵抗は、自転車でいうところの重めのギアに入れて漕ぐ感じで、非力なわたしは、ゴリゴリ回して3分間が休みなく回すのがやっとでしたw なので、500mlを浄水するため、3分回す→2、3分ほど休憩→3分回す みたいな感じで10分くらいあれば確保できました。計算上、手回しだけでフル充電を試みると76時間以上かかります。筋力に自信のある方は、是非www
ソーラーパネル充電
家族分の水を確保となると、毎回手回しはキツイwww 外に置いておくだけで勝手に充電してくれるソーラーパネル付きは本当にありがたいと思いました。充電には時間がかかるけど、置いておくだけでいい安心感は絶大。
で、本当にこの小さなソーラーパネルは使い物になるかテストしました。このとろこ天気がずっと悪く、やっと晴天に恵まれたので早朝ランの前に南向きの庭に放置しておきました。
バッテリー残量20%(+α)からスタートです。10月ではありますが、朝の7時でも十分な光量。日中の最高気温が26度という10月なのに暑い…。午後から外出予定があったので、お昼すぎまでの5時間半の充電になりました。
その結果… 残量40%になってる!5時間半で20%弱くらいなので、公表スペックのフル充電30時間というのは正確な数値だということが証明されました。
ちょっと思ったのが、ボディーが真っ黒なので、昼の12時半に本体を触ったら、結構熱くなってました。10月だったからよかったものの、真夏の日差しは大丈夫かしら???とちょっと心配に。まぁ、耐久性テストはしっかりやっていると思うので、無駄な心配かもしれません。
にしても、午前中だけで20%充電=46リットル以上浄水できる電力が確保なんて、ヤバすぎでしょ!いやー、まじで、この浄水器、モンスターですわ。
付属品の収納が更にすっきり
GS-2801と比較して、チューブなどの付属品の収納が更にすっきりになりました。GS-2801は、バックパックのサイドポケットにも収納して〜という携帯性を視野にいれていたと思いますが、本製品はセミハードケースに収納となっています。
セミハードケースを開くとこんな感じ。開くと本体しか見えないステルス収納。ごちゃごちゃしてないのが美しい。
上部のジッパーを開くと、ここにホース、外付けフィルター、写真に入れ忘れましたがUSB-Cのケーブルが格納されています。
一応、美大卒なんで、デザインにはうるさいほうですが、しっかり考えてデザインされていると思います。じゃないと、こんなに綺麗に収まらないって!正直、初めて開いた時、あれ、付属品どこ?って思ったくらいです。まさか上部のポケットに全て収まっているとは思えないくらいです。まじ、マジック。
ここがイマイチ
イマイチポイントは1点だけでした。もし次に更に改良されることがあれば、是非お願いしたいです。
手回し充電のツマミ
手回し充電をする際、ハンドルを回転させるのに抵抗がそこそこあるので、ハンドルに付いている小さいツマミだと指がちょっと痛くなる&回しづらいです。
もうすこし長い&太いとツマミやすく回しやすかったかもしれません。ツマミに滑り防止のゴムが付いていて、自転車のペダルのように空転しながらハンドルが回す構造であれば最高ですが、ハンドルが本体にコンパクトに収納されている上、手回し充電は必要最低限の充電のため=3way充電の中でもプライオリティが低いので、簡素な造りになるのは仕方ないですね〜。
総評
今回も驚きを与えてくれる素晴らしい製品でした。前作のGS-2801はよりアウトドアアクティビティ向け、本作はより災害時向けという感じで、本体サイズ・重さ、携帯性も違うので、製品のカニバリゼーションは起こりにくく、ターゲットユーザーが明確な感じがします。キャンプなら本製品でも問題ないですが。登山なんかはちょっと重い&ゴツいかも〜というのが本音です。
もし、どちらかひとつしか選べないとしたら、前作でなく本作を選びます。やっぱり災害に強いほうがいい…からです。
内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば、各ライフラインの復旧目標日数は、電気で6日、上水道で30日、ガス(都市ガス)で55日とのことですが、ライフラインの復旧以前に自宅が倒壊している可能性もあるわけで、どういう場所でどのような避難生活を送っているか、ちょっとイメージが付きません。なので、ワーストケースシナリオを想定し、自力・太陽光で100%確実に充電できる本製品が安心です。
この記事を書いていて改めて気づきが。我が家は防災グッツは玄関の収納に保管してありますが、倒壊のことを考えると、家の中に置いておくより車のトランクに忍ばせておいたほうが良いかも。トランク用に絶対必要な防災グッツを別に用意して、その仲間に本製品を加えておこうと思います。