足底腱膜炎はお陰様で全く問題なくなりましたが、ランニングに力を入れていると、どこかしらの筋に痛みが出てきます。特に左足の鵞足炎、右足の短腓骨筋腱付着部炎が慢性的に酷い状態。おまけに両足とも疲労が蓄積していて、脚全体も凝り固まってます。(汗)走りながら治すをモットーに試行錯誤中で、ストレッチ、マッサージ、筋トレなどを行っていますが、更に少しでも改善できないものか…ということで、インソールの見直しをすることに。もう20年以上登山靴でお世話になっているSuperfeetをランニングとトレランシューズに導入することにしました。
先に書いておきますが、Superfeetは土踏まずのアーチのサポートを重要視していません。土踏まずのアーチは、荷重することで潰れます。この潰れがクッションの役割を果たしているので、インソールが土踏まずにピッタリくっついた状態では、土踏まずが潰れず、衝撃吸収というクッションの役割を果たしません。詳しく知りたい方は、ググってみてください。クリニックの先生などが詳しく解説されているサイトや動画がありますよん。
スーパーフィートインソールは、かかと周り(後足部)を機能的にサポートし足本来の動きを作り出します。アーチではなく、内くるぶしの下あたり(載距突起と呼ばれるかかとの骨の一部)にサポート感があることが大きな特徴です。
Superfeet-jp.com
用途・好みに合ったインソールを
どのモデルがいいのかわからない!、どのインソールが自分の用途・好みにあっているか知りたい方は本国のサイトになってしまいますが、Insole Finderがあります。(日本で販売していないモデルがあったら、ごめんなさい。)
種類が判明したら、次は一番大事なサイズ選びです。
足長よりも踵のフィット感が大切
上記のSuperfeetの引用にもありますが、Superfeetの恩恵を受けるにはヒールカップのフィット感が重要になります。踵だけでなくモデルによっては土踏まずにもスペースが生まれていることも大切なので、可能であればフィッティングを行ってくれる店舗で自分に合ったサイズを見つけることをオススメします。
Superfeetの記載サイズは普段履いている靴のサイズではありません。ご自分の実際の足長ですのでお間違えなく!
微妙なサイズの足を持つ、わたくしの例で解説します。
- 足長実寸が両足ともに約24.7cmくらい
- Superfeetの足長サイズは、サイズC(23.0cm〜25.0cm)が該当
- 最適サイズは、サイズCでなくサイズD
Superfeetのサイズ表でいくと、サイズC(23.0cm〜25.0cm)です。ですが、私の踵がサイズCのヒールカップには小さく、私の適正サイズはサイズD(25.0cm〜27.0cm)と診断されました。若かれし頃にアメリカのREIで測ってもらって登山用にグリーンを購入したものがサイズDでしたが、今回も念の為カーボンで測ってもらったらサイズDでした〜。
帰宅して、グリーンとカーボンの踵のフィッティングを比べてみたところ、どちらも同じ感じなので、すでにご自分のサイズがわかっている方は、別モデルでも同サイズでもいけると思います。
とてもわかりやすい動画がありましたので、どうぞ!
既存のインソールに合わせてカットすべし
よし、自分の足に合うSuperfeet買ったぜ〜、靴に入れてたらすっぽり入った!終了〜!ではありません!Superfeetは、靴の中で動かないといけないんです。ですので、既存のインソールに合わせてカット→靴の中に入れてみる→2〜4mmほど動けばOK、動かなければ更に少しカット という工程が必要です。
ランニングシューズ、トレランシューズ用にSuperfeetを2組用意なんて、庶民にはできません!靴のサイズは両方とも26cmなので長さの違いは1〜2ミリ程度ですが、靴の先のほうの形がトレランシューズのほうが明らかに狭いので、そちらに合わせてカットしています。
気になるカーボンの効果は?
と、ここまでを2ヶ月半ほど前に書いて、下書き保存してました。導入して2ヶ月半ほど走ってみて実際にどうだったのか、お伝えします〜。
走行記録を読み返してみると、3週間ちょいで、「鵞足炎と短腓骨筋腱付着部炎の痛みが楽に」と記載していました。5週間ほど経った頃には、鵞足炎が完治。両足の慢性的な脚の凝り固まりも90%近く改善し、左足の痛みがあと10%くらい、右足はあと2%くらいで痛みとバイバイ👋という状態まで改善。ただ山の日の三連休に調子に乗って長距離を3日連続で走りまくっていたら、7週間目には左足がシンスプに。(泣)しかし、翌週にはシンスプがマシにと記載がありました。今、これを書いている10週目は、左足の凝りは5%くらい、右足は痛みゼロになりました。
ということで、私には効果絶大!という結果に。筋トレ・ストレッチのメニュー、シューズ、ランニングフォームの変更なし、走行距離は毎月10〜15%増えているので逆に脚には負担がかかっている状態で、この結果はインソールの変更によるものと言えます。
総評
プロフェッショナルではないので、間違った見解かもしれませんが、個人的には薄底〜中厚底くらいのシューズで、ポンポン跳ねるようなシューズでないほうが相性がいいような気がします。AdizeroのSL2でも走っていますが、そっちにはSuperfeetは入れていません。私にとっては結構跳ねるシューズなので、その特性をそのまま使用したい感じです。トレランシューズはSalomonの無印ジェネシスですが、硬すぎず・柔らかすぎずというシューズなので、Superfeetとの相性は良いと思っています。
カーボンだからと言って、20km以上走っても、特に普通のインソールを入れて走っているのと変わりません。「固くて足が痛くなる〜」などはないです。寧ろ私は長距離の練習にこそ、Superfeetを入れて走ります。
そういえば、使い始めの頃に、右足だけ土踏まずのところに若干ですが「当たり」がありました。でも、今は全く気になっていないので、私の足が変だったのか、インソールの成形に問題があったのかはわかりません。
ちょっとお高いインソールですが、久しぶりに痛みを気にせず、気持ちよく走れるようになりました。足の痛みを抱えている方、お試しあれ〜!