[レビュー] OLENO(オレノ) アームスリーブ UL 親指ホール付き

3.0
ランニング
OLENO(オレノ) アームスリーブ UL 親指ホール付き

去年の11月に購入したアームカバーのレビュー。暑がりの私は平地では使用する機会(期間)が短いですが、日焼け防止や山ではあると便利な小物です。

去年は11月というのに、異常気象が続き、ランニングの時に厚手のDeFeetのアームカバーだとちょっと暑い…ということで、少し薄めのアームカバーを探しており、これだ!というものが見つかったので、実物を見ずにポチりんこ。

それが、OLENOの穴開きアームスリーブ。ネットでのレビューは良さげですが、果たして?早速レビューしていきます。

OLENO(オレノ) アームスリーブ UL 親指ホール付き

スペック

■商品説明
クラウドファンディング「Makuake」で目標の1561%と大反響だった新型アームスリーブ UL 親指ホール付き。従来の商品(アームスリーブUL)から手の甲までカバーするように再設計。従来商品で最も多かった要望で「手の甲まで覆いたい」などのご意見から商品化。

  • 薄さと軽量さを兼ね備えながら紫外線遮蔽率94%を実現
  • ナチュラルなフィット感で長時間の着用でも、締め付けによる不快感を軽減。吸水速乾性に優れ、軽量でドライタッチ
  • 袖の短いTシャツでも肌がでないように長めの設定
  • ずり下がり防止にお肌に優しい帝人フロンティア株式会社「ナノフトント(R)」をゴム部内側に使用。これにより、二の腕への食い込みや圧迫を軽減しています。
  • 環境に配慮したサスティナブルマテリアルを使用
  • ノーシームで着用時のゴロツキを解消
  • 高い洗濯耐久性を実現

■サイズ
Sサイズ:フラットサイズ 47cm
Mサイズ: フラットサイズ 52cm

■重量
Sサイズ:約23.5g/ペア(女性)
Mサイズ:約26.5g/ペア(男性)

■カラー
ブラック×エメラルド、ブラウン×カエデ、カーキ×ワサビ、チャコール×ライトグレー

■素材
ポリエステル78% ナイロン17% ポリウレタン5%

■原産国
奈良県 靴下のまち広陵町

ここがすごい!

いわゆるサムホール系

穴は楕円形になっていて、ミドルレイヤーによくあるサムホール系の穴で、つけ心地がとても良いです。

OLENO(オレノ) アームスリーブ UL 親指ホール付き

手の甲をカバーすることだけでなく、穴からスマートウォッチの文字盤を確認する「のぞき穴」としても使用可能という、1度に2度美味しい作りになっています。ただ、後述しますが、時計と人を選びます。

気持ちの良い生地

生地はめちゃくちゃ薄いですが、装着した時のサラッとしている肌触りが気持ちいいです。夏は、気化熱作用で涼しく、冬は、繊維間空隙の空気層で外気を遮断することで冷えを軽減するらしいです。が、真冬は過度な期待は禁物かと。わたしの場合、真冬はロンT着るので、出番はないです。そして今年は、2度ほど使用しましたが、もう半袖Tシャツで走っているので、平地での出番は終わりましたw

コンパクト

薄いので、かなりコンパクトになります。厚くなったら、手首あたりまで下ろすと、Buffを手首に巻いている感じくらいに収まります。厚手のアームカバーだとちょっと邪魔になりますが、これくらい薄いと手首まわりでモタツカないので、下ろしても汗拭きとして使えるのは使い勝手良いです。

バイカラーがおしゃれ

アームカバーにありがちな、黒か白ではなく、バイカラーのデザインがおしゃれです。私はどのウェアの色にお合わせやすい、チャコール×ライトグレーを選びました。チャコールは炭っぽいグレーではなく、ブルーグレーで、青みが強いです。

ずり下がり防止の「ナノフトント(R)」はしっかりホールド

これ、触っただけで生地の質感が違いがわかります。圧着してホールではなく、ゴムっぽい摩擦でホールドされる感じです。わたしは腕が細いのでどのアームカバーでも圧着感はあまり感じませんが、腕が太めな人には、かなり恩恵があると思います。

ここがイマイチ

ベゼルのサイズに注意

少し大きめのスマートウォッチ、GarminのForeRunnerやFenixなどベゼルのサイズが47mm以上になると、ちょっとギリギリです。あと、穴の周りにホツレ防止で縫っている部分に伸縮性がなく、時計とのフィット感が悪いです。伸縮性がないので、穴を少し伸ばして〜時計をぴょこっと顔を出させることができません。わたしが脱Garminをして愛用しているHuaweiのGT5 Proは顔を出すことができませんでした。汗

OLENO(オレノ) アームスリーブ UL 親指ホール付き

生地がデリケート

ULを謳っているので、生地の薄さは仕方ないですが、かなりデリケートな生地です。指の爪で引っ掛けると伝線しないかヒヤヒヤするくらい薄く、実際、装着の際に爪が引っかかります。ベルクロなんてくっついた日には、速攻でビリビリ〜と生地がやられると思います。

サムホール兼ウォッチウインドウは実は不便な人も

ウォッチウインドウとして使用している場合、使用していない逆の手しかサムホールに親指を入れて、手の甲をカバーするができません。逆に、サムホールに親指を入れて両手の甲をカバーする場合、時計を見ることができません…。この商品のターゲットは、ランナー・トレイルランナー・山ノボラーだと思いますが、大半はスマートウォッチや時計を使用していると思われますので、手の甲のカバーとして使用するのは時を選ぶということになるかと。(時計を見なくて良い時)

総評

色々なアイデアが盛り込まれているのはとても良いのですが、ちょっと「ひっかけ」には気をつけないといけないという素材が「う〜ん」という感じです。あと、ベゼル問題。大型のものはベゼルにひっかけられないので、のぞき穴の意味を成しません。

わたしは、走っている間にちょこちょこペースを見ながら走っているので、手の甲をカバーというよりは、時計の覗き穴重視していたので、ちょっと残念という印象です。気温10度以下の時に使用しているRxLのマルチグローブも覗き穴付きですが、そちらは100点満点なので、OLENOの覗き穴の粗が目立ちました。

結局、どっちつかずな感じで、これだったら穴なしで少しお安いモデルで良かったなと。久しぶりにちょっと失敗した商品でした。

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