Scarpa Force / スカルパ フォース [クライミングシューズ]

先月末のお話。

遅かれ早かれ買うなら、買っちゃえ〜ってことで、クライミングシューズの調達へ。その週末にちょうど塔ノ岳に一緒にいったデザイナーの子達が、富士山に向けて道具を揃えるということで一緒にOD BOXへ。足のサイズを測って、ファイブテンのローグとスカルパのフォースを履かせてもらいましたが、ローグは明らかに足に合わない。でもだからと言って、残った一種類を選べと言われてもなぁと思い、購入せず。(OD BOXは取り扱いの種類が少ないです。)

↑ 5.10のローグ ステルスソール

↑スカルパのフォース

その後目白の専門店のカラファテへ。先ほど履いた靴の感じのことを伝えると「人差し指が親指より長くないですか?」と聞かれ、「はい、そうなんですよ〜」と言うと、「じゃ、いくつか持ってきますね」と5種類ほど試し履きさせてくれました。(カラファテはすごい数の種類があります。さすがです。)

人差し指が親指より長い足に合うという”センター長め”、そして幅広の足でもフィットする靴を持ってきてもらったんですが、結局スカルパのフォースとミレーのハイブリッドが決勝戦に進出。

ミレーのハイブリッドは踵がクニャクニャする感じが嫌だったので、スカルパのフォースにすることに。結果的にはOD BOXでも履いたシューズを選ぶことになりましたが、やっぱり特殊な靴なだけに、選ぶときは可能な限り沢山種類を履いたほうがいいかと思います。

ここでサイズの選択。店員さんがこのサイズがいいですと言うサイズと、もうワンサイズ大きいもの。店員さんオススメのサイズはクライミングジムでレンタルしたサイズより2サイズも小さいもの。(ジムでも痛い、痛いと脱いでたくらいなのに。)店員さんは「痛くて登るのが楽しくなくなったらどうしようもないんで、大きいほうでも足の指が曲がっているなら、そっちでもいいですよ〜」と天使のようなささやきを。でも両方履き比べても、どっちも同じくらい痛い!

もう痛みが同じくらいなら、これは専門家の言うことを信じて小さいほうをがんばって履くぞ!ということで、店員さんオススメの小さい方を購入。もれなくシューズケースついてきます。

下のベルクロは内側に、上のベルクロは外側に締めるという仕様になっています。↓

フォース

上級モデル・フェローチェにも採用されているVテンションシステムを搭載、同時にライニングやくせのないラストを採用することで、高性能と快適な履き心地を両立させたモデル。幅広いレベルのクライマーに対応します。
・インドアで長時間使っても疲れない快適性
・フリクションと耐久性を両立させたビブラムXSグリップ2

■材 質:スエード/ロリカ®
ソール:ビブラム・XSグリップ2

ビブラムのXS Grip 2というソール。

足の指が曲がっているため凹凸ができているのがわかります。↓

シューズ選びのポイントをまとめると

・足の指が中でしっかり曲がるくらいのサイズを=ある程度痛いのは我慢(痛すぎるのもダメなようです)=普通履いている靴の1〜2小さいサイズ。
・最初小さいと思っている靴でも、履いていると伸びる&足が慣れる。(そう信じたい)
・初心者は痛みに負け大きなサイズを買ってしまいがちだが、後で靴がガバガバになる可能性がある→伸びたらソックスでも履きましょう。
・最初どうしても痛い場合は、慣れるまでビニール袋を足に被せ靴を履くと滑りがよい。
・できるだけ多く種類を履いた方がよい→できるだけ足に合ったモノのほうがいいですね。

さて、次にジムに行くまでの間、少しでも靴を足に慣れさせたい(or 足を靴に慣れさせたい)ので、毎日帰宅後、家の中で履いてみたりするこことに。

[1日目] 痛い。特に左足が痛い。左足の親指が右側の親指よりも内側に曲がっていて、左足の親指の爪が人差し指に当たって痛い。もちろん他の指も痛い。5分ぐらいは我慢できる痛み。履いて歩いたりしてみるも、変な汗をかきそうな感じ。

[2日目] 痛い。左足の人差し指にバンドエイドとか貼ったほうがいいのかな?何回も脱いだり履いたりしてみる。履き方によっては爪が当たらない時がある。10分くらい履くようにがんばる。

[3日目] 痛い。でもちょっと慣れてきた?気のせい?家の中で階段を上ったり下りたり、階段の端につま先だけで立ってみたり。10分くらい履いては脱いでを繰り返す。踵も痛い。

[4日目] 痛い。今日は20分x1&30分x1履けた!左足の爪の食い込みの痛みが今日はない。足を見てみるとしっかり食い込んでる跡がある。痛くないのは、なぜ?

[5日目] クライミングジムにて履いてみる。思ったより痛く感じない。意識が足に集中してないから?小さいホールドにつま先で立とうとして、思いっきり体重がつま先にかかったとき、人差し指の爪がちょっと割れる。痛い。

[6日目] 痛いのは痛いんだけど、慣れてきたかも?左足の爪の食い込みが痛くなくなった模様。先日のボルダリングでちょっと靴が伸びてくれればいいけど、伸びたかどうかは不明。

—— 痛みに慣れたのか?当初のような痛みを感じないので、家の中で履くのをやめました。——

[7日目] クライミングジムで履いてみる。少し慣れたっぽい。2時間居て、靴を脱いだのは3回だけ。でも脱ぎたくなる直前は登るのが嫌になるくらい痛い。

[8日目] クライミングジムで履いてみる。「休んでるときは脱ぐ」というのをやっているとそんなに痛みは気にならない。かなり爪切りがんばってるので、少しは短くなりつつあるも、まだ小さいホールドでは人差し指が痛い。

[9日目] クライミングジムで履いてみる。8日目との間に5日あけてみたけど、親指の関節が触ると痛い。上手な人にも緩い靴だと小さいホールドに乗ると靴の中で指が動いて踏ん張れず落ちるよと言われる。初日のような痛みはもうない。慣れたのは、靴が伸びたのか、わからない。

[10日目] クライミングジムで履いてみる。まぁ痛いんだけど、拷問シューズではなくなりつつあるかも。足も痛みに慣れ、脱いだ靴を見ても明らかに伸びて、足の形にぴったりの凹凸がついてる。爪を毎日短く切るようにしているので、左足の爪の食い込みも全くなし。右足の人差し指の痛みはまだ少し有るが、爪切りのおかげでかなり軽減。

拷問シューズ成長記続きます。

[追記 9/17]

一ヶ月ちょい経ちました。小さいホールドに立つ度に痛くなる。理由は爪が指先より長いと爪にもろぶ つかるので、爪が剥がれそうになったり割れたりするから。まぁ、あとは単純に痛みに対しての慣れとかだと思います。ボルダリング歴の長い師匠も痛いホール ドは痛いって言ってたし。

でも、どんどん爪を短くしていったら痛みが軽減されました。 以前は指先より爪の方が長かったんですが、今は爪のほうが短いです。少しずつ肉と爪の間に白い隙間ができるように肉を押しやり、爪を切って短くしまし た。(半深爪)これ、以前Goroのおっちゃんに教えてもらった理想の爪の形と真逆なんだよなー。ま、仕方ないです。

登ってないときの痛みはあんまり気になりません。きつくて痛いのは痛いんだけど、前ほど気にならない。靴が伸びてるのかは不明ですが、カラファテの店員さんの言うことを信じてよかったと実感。

[追記 10/09]

ボルダリングの師匠が新しいシューズを買い、かなり痛くて拷問だ〜と言っており、玄人も同じように痛いんだということを知りました。

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